メッセージ

80年代前半に、まだ黎明期であったコンピュータの会社に就職し、営業として活動しました。その頃は顧客の方が我々メーカーよりもコンピュータシステムのレベルが高い部分もあり、まだ製品になっていない夢を売り込んで歩いていました。たとえば、持ち運べる電話やパソコン、とてつもなく高速のスーパーコンピュータ、現場のノウハウをシステム化できる人工知能（ＡＩ）等々…。しかし、その頃夢であったものが現在では、電話やパソコンは携帯電話やスマートフォン、タブレットなど個人で持ち運び利用するのが当たり前、当時の最高速のスパコンの処理能力が現在のパソコンのスピードに及ばなかったり、チェスや将棋の世界でもプロがＡＩソフトに負け続けたり…。夢が形になる時代に生きてきて楽しかったなと思うとともに、起業者や新興企業を顧客とする税理士として、今の若い世代の持つ夢が形になるお手伝いができればと思う今日この頃です。